2023年4月11日火曜日

『サウザンドイヤー・オールド・ヴァンパイア』のキャラクターシート例

2023年4月10日に発売となった1人用RPG『サウザンドイヤー・オールド・ヴァンパイア』。

このゲームは自分の吸血鬼の生涯が記録に残るのが醍醐味です。
逐一、文章その他を記すジャーナリングゲームを選択した場合はもちろんのこと、キャラクターシートへの記入のみで、物語は“脳内で”展開させるクイックゲームでも、そこは変わりありません。

僕もさっそくサンプルのキャラクターを作り、最初の【啓示】を反映したキャラクターシートをGoogleスプレッドに置いてみました。
ご覧いただいて、何かの参考になれば幸いです。



ついで、と言っては何ですが、ブランクのシートも上げておきます。
本作はプレイログ(記録)がどんどん積み重なるので、状況に合わせて記入欄を増やしていかないといけません。あくまで雛形ですが、よろしけばファイル→コピーを作成、またはダウンロードしてお使いいただいてもけっこうです。

TYOVブランク・キャラクターシート

さて僕の吸血鬼、八五(はちご)は鎌倉時代の日本人です。
『サウザンドイヤー・オールド・ヴァンパイア』の吸血鬼は、どこの出身でも(架空の世界の国でも)かまわないのですが、僕は以前に古代ローマとか海外の吸血鬼をプレイしたことがあるので、このサンプルは日本人にします。

捨子で、山中の古寺で育ち、開始時点ではおそらく16歳くらいになっている、としました。

作成後、ダイスを振ったところ、d10の出目は6、d6の出目も6。
1にゼロを足しますから、最初に向かうべき【啓示】は1番。その1つ目の記載に従います。

……結果、八五はともに寺で兄弟同然に育った〈人物〉、与一を殺します。
吸血鬼になった直後の八五は、自分を助けにきた与一を反射的に血の餌食にしてしまいました。

この〈体験〉をシートの与一にまつわる〈記憶〉記入欄IIIに追加しています。
開始して1回目に【啓示】1番の1つ目の記載に従ったことを控えておくために、冒頭に[1/1/1]と付けました。

僕は餌食になるのは与一だと決めた段階で、八五の〈体験〉を想像し、その出来事は「八五が吸血鬼と化した、まさにその直後」だと考えました。彼はほとんど意識がない状態で、飢えに駆られるまま、最も親しい存在を手に(顎に)かけてしまいます。

TYOVの〈体験〉と〈体験〉の間の時間経過は、【啓示】に指定されていない限り、プレイヤーが任意に決められます。
この場合は〈記憶〉記入欄Vに入っている〈体験〉の“直後”となります。

もし与一ではなく住職の玄淵を選んでいたら、吸血鬼の八五は寺に帰ろうにも帰れず、山中で“数ヶ月”、ひょっとしたら“数年”を過ごした後に、【啓示】1番の〈体験〉を迎えたかもしれません。

シートの記入、変更(〈人物〉の与一を打ち消しました)を終えたら、またダイスを振ります。

八五の物語は開幕から最悪の展開で始まりました。
若くして、みちのくで怪異となった彼がどんな道を歩むのか、折を見て先に進めてみたいと思います。


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