そして、それに気づくのは遅すぎた! あなたが上官に一報をもたらすよりも先に敵軍は動き、今やオーン峡谷の砦は攻撃にさらされている。奇襲によって周囲には怒号が上がり、砦内に侵攻した敵兵による混乱は瞬く間に広がっていく。
敵味方が入り乱れる中、ウォラック卿の逃亡を目撃したのもまた、あなただけだった。この大騒動に乗じて裏切り者が表門から密かに出て行くのを、偶然にも自らの目端に捉えることができたのだ。
あなたは居並ぶ敵兵どもを手にした矛槍で力任せに薙ぎ払い、怒りに身を震わせて裏切り者、ウォラック卿の後を追った……。
『裏切り者を追え』のダウンロードはこちらをクリック!
これは『ジ・インディ・ハック(TIH)』用のソロ・アドベンチャーです。
パラグラフ数40の超短編でシンプルな内容ですが、TIHエンジンで用いられる特異なダイスの振り方の雰囲気を簡易な形で味わうことができます。本文【1】から開始して指示されたか、選択したパラグラフの順に読んでいってください。行き先の【番号】をクリックすると、そのパラグラフにジャンプします。
ルール軽量なファンタジーRPG『ジ・インディ・ハック』については本ブログの過去記事「ジ・インディ・ハック日本語版がリリース」をご覧ください。
DriveThruRPGの販売ページではルールブックのサンプルを閲覧することができ、そこでルールの基本的な部分はすべて公開されています。ですので、そのサンプルを読んだだけでも、このソロ・アドベンチャーはプレイ可能です。
TIH本来の旨味はダイスを振って挑戦した際の「プレイヤーによる自由な発想の細部追加」にあります。
これはパラグラフ選択の、いわゆるゲームブック形式では再現しにくいシステムです。本作での細部の追加は、そのほとんどが本文で指示されたものを記録する形を取ります。パラグラフ総数も少ないため、一気に物語展開をそらしたり広げたりする内容のものは導入していません。
あくまでTIHエンジンの「雰囲気」を伝えるための小さな冒険ではありますが、お試しいただけたら幸いです。
TIH本来の旨味はダイスを振って挑戦した際の「プレイヤーによる自由な発想の細部追加」にあります。
これはパラグラフ選択の、いわゆるゲームブック形式では再現しにくいシステムです。本作での細部の追加は、そのほとんどが本文で指示されたものを記録する形を取ります。パラグラフ総数も少ないため、一気に物語展開をそらしたり広げたりする内容のものは導入していません。
あくまでTIHエンジンの「雰囲気」を伝えるための小さな冒険ではありますが、お試しいただけたら幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿